NPO法人府中アスレティックフットボールクラブは、幼少期から青年期にかけての同時期に2種目以上の競技スポーツに取り組む“マルチスポーツアプローチ”の効用・効果に関する研究を主目的とするバーチャル組織、「マルチスポーツ研究所」の運営を行っています。

このマルチスポーツアプローチは、欧米諸国やオーストラリア、ニュージーランドなどでは広く普及・定着しており、子供たちが複数のスポーツ種目を通じて様々な身体活動を行うことにより、長期的に見て、スキルの発達、けがの軽減、燃え尽きの減少、脱落の減少といったポジティブな効果がもたらされると考えられています。また、多様なスポーツの経験は、早期の1種目への専門化と比べ、より高い身体能力の確保と身体活動の継続的関与につながるとも言われています。

マルチスポーツ研究所の主な活動は以下の4項目となります。
① 近隣の大学などとの提携による共同研究プラットホームの整備
② トップアスリートへのマルチスポーツ経験に関するアンケートの実施、及び結果の公表
③ ベンチマークすべきマルチスポーツクラブの選定と視察訪問などによる成功要因の特定、及び結果の公表
④ 府中市の環境にマッチするであろうマルチスポーツクラブの理想像の定義

本研究所の活動はオンラインが中心となり、所属メンバーは以下の通りです。

<研究所長>
●千葉 岳志(スポーツ科学修士、早稲田大学スポーツビジネス研究所招聘研究員、中央大学商学部特別講師、NPO法人府中アスレティックフットボールクラブ会長)

<研究員>(五十音順)
●秋山 敏行(府中市議会議員、府中市立浅間中学校PTA会長、大國魂神社氏子青年崇敬会監査役)
●大山 高(スポーツ科学博士、帝京大学准教授、明治大学兼任講師、中央大学企業研究所客員研究員)
●岡田 洋平(地域ネットワークコーディネーター、バーバーメザミオーナー)
●糟谷 明範(Sync Happiness Co., ltd.代表取締役、理学療法士)
●河越 博之(株式会社カンタベリーオブニュージーランドジャパンマネジャー)
●小林 廣和(協働推進コーディネーター、ラジオでまちづくり実行委員会代表)
●島 智(JBA公認C級コーチ/C級審判員、南白糸台バスケットボールクラブ代表)
●鈴木 貴雄(一般社団法人青梅市サッカー協会理事長) 
●関根 正敏(体育学修士、中央大学准教授)
●永野 康治(スポーツ科学博士、日本女子体育大学准教授)
●長代 則彦(読売センター府中第一所長、府中市立白糸台小学校PTA会長、むさしの台商栄会副会長、府中市消防団員)
●林 丈雄(農学博士、東京農工大学非常勤講師、府中市市民活動センター主任)

<顧問>
●桑原 昌之(スポーツ科学修士、早稲田大学スポーツビジネス研究所招聘研究員、府中市の姉妹都市長野県佐久穂町に所在する日本初のイエナプランスクール「大日向小学校(https://sjsef.jp/)」初代校長)

「府中市民の誇りとなる総合型地域スポーツクラブ」の実現をクラブミッションとして掲げる府中アスレティックフットボールクラブは、今後、上述のマルチスポーツアプローチの効用・効果について、データなどを用いて証明できるよう研究を進めていきます。