大会名:Fリーグ2011 powered by ウイダーinゼリー 第14節
会場:府中市立総合体育館
試合日時:11月3日(木・祝) 14:00キックオフ
対戦相手:名古屋オーシャンズ
結果:● 2-6
観客数:1,385人
王者・名古屋オーシャンズをホームアリーナ・府中市立総合体育館に迎えての大一番。現在5連勝中と昨シーズンの圧倒的な強さが戻りつつある名古屋オーシャンズ。一方のアスレは、前節浦安に完封負けを喫し、首位名古屋との勝ち点差を6に広げられてしまいました。優勝を狙うには名古屋にこれ以上離されるわけにはいきません。アスレにとっての“絶対に負けられない戦い”が始まります。
前日までに前売券がスタンド席・アリーナ席共に完売、用意できた当日券もあっという間に売り切れるという注目度の高い一戦。会場には1年前の勝利の再現を期待したたくさんのアスレファンで埋め尽くされました。オーシャンアリーナでの前回の対戦では2−0でアスレが勝利しただけでなく、この勝利は名古屋がFリーグで初めて完封負けを味わった試合でした。しかし前回の対戦の際には欠場していたラファエル サカイ選手が怪我から復帰し、万全の状態でやってきた名古屋。今後のFリーグの優勝争いの行方を決める運命の試合がいよいよスタートします。
アスレのスタメンは村山選手、完山選手、上澤選手、山田選手、小野選手。
試合は前回のリベンジに猛烈に燃える名古屋ペースでスタート。アスレに攻守に渡り激しくプレッシャーをかけ、自由を与えてくれません。攻撃では広くピッチを使い、大きくボールを動かしながら猛然とアスレに襲い掛かります。しかしアスレも伊藤監督の指示通り横パスを狙うことを徹底し、特にピヴォへボールを渡さないように徹底し固い守備を敷きます。
押し込まれながらも村山選手を中心に耐え凌ぎ、チャンスを伺うアスレ。しかし先制ゴールは名古屋に生まれます。ラファエル サカイ選手にFKを直接叩き込まれ1点のビハインド。この試合もアスレは先制点を許してしまいました。
その後も名古屋の猛烈なプレッシャーの前に厳しい戦いを強いられるアスレ。名古屋の横パスを狙いカウンターを仕掛けますが、ゴレイロ・川原選手の好守に阻まれゴールを奪うことはできません。すると逆に名古屋の攻撃の前にファウルを重ねたアスレは、前半の早い時間に5ファウルとなってしまいます。ベンチからも「0−1でOKだから絶対にファウルをするな!」と声が掛かります。残り時間は名古屋の攻撃を凌ぎつつ後半にすべてを賭ける、そんなゲームプランだったのかもしれません。
しかし思わぬ形でアスレは2点目を失います。前半の残り時間1分を切った場面、相手陣内でボールを受けた小山選手と畠山選手が激しくボールを奪い合いピッチに倒れます。するとすぐさま立ち上がろうとした小山選手の上を跨いできた畠山選手が、再び倒れこみ両選手が交錯。これをアスレのファウルと取られて名古屋に第2PKが与えられます。試合後に「あの2失点目が今日のゲームのすべてだった」と語った伊藤監督。描いていた後半の逆転へのゲームプランは崩れ去り、アスレは前半を0−2で折り返します。
後半は後が無くなったアスレがリスクは覚悟の上での必死の反撃。名古屋に前方から激しくプレスをかけます。しかしここでも名古屋の上手さが勝ります。素早いパスワークでアスレのプレスを回避すると、前掛かりになったアスレの守備を切り裂き小暮選手がゴール。完璧に崩された形で3点目を失います。
ホームの大観衆を前に意地を見せたいアスレは、諦めずになおも怒涛の反撃。反撃の狼煙は柴田選手、果敢にプレスをかけ幾度もチャンスを作り出します。柴田選手のプレーに会場もヒートアップ。大歓声がアスレを後押しします。するとこれまで名古屋のゴールを脅かし続けた山田選手の強烈なシュートが固く閉ざされた名古屋のゴールを打ち破ります。ここまで徹底的に警戒されて封じられてきたキックインからのシュートで1点を返します。
さらに続くアスレの猛攻。名古屋を完全に押し込み、この試合で初めてアスレが主導権を握ります。上澤選手が2連続のヘディングでゴールに襲い掛かると会場に漂う得点の予感。すると小野選手がサイドを突破し強烈なシュート!これはまたも川原選手にブロックされますが、ここで誰よりも早くこぼれ球に反応したのが、“アスレの神様”上澤選手。ひとりだけ流れる時間が違うかのようなスピードでこぼれ球に反応、ゴールに押し込みアスレはついに1点差に迫ります。
会場は同点、そして逆転を期待するファンの大声援で大盛り上がり。このままの勢いで攻め続けたいアスレでしたが、ここで流れを断ち切ったのはウイダー・パワー・リーダーである森岡選手の強烈な一撃でした。結果的に試合を決めたこのゴールは、森岡選手の足がボールを捕らえた瞬間にゴールに突き刺さったと錯覚するほどのシュート。静まり返る会場と大喜びの名古屋ベンチ、対象的なコントラストを描きこのゲームは終わりました。
終わってみれば2−6で「完敗」と表現するしかない敗戦。3点差から1点差に詰め寄った場面では、最後まで決して諦めない“府中魂”を見せ、チーム一丸となり勝利への執念を見せたアスレでしたが、前回のリベンジに燃える名古屋の気迫は凄まじく、改めて力の差を見せつけられてしまいました。個人技、戦術、モチベーション、経験、試合運びの巧さ、狡猾さ、すべてにおいてアスレを上回った名古屋が絶対王者たる所以を見せつけた試合でした。
アスレにとっては痛すぎるホームアリーナでの連敗となりました。そしてすぐに第2クールに入り調子を上げてきているデウソン神戸との試合が待っています。ホーム3連戦で3連敗は絶対避けなくてはなりません。今こそ“頑張ろう府中!”を合言葉に会場での熱い声援をお願いします。
【次の対戦予定】
大会名:Fリーグ2011 powered by ウイダーinゼリー 第15節
会場:府中市立総合体育館
試合日時:11月11日(金) 19:00キックオフ
対戦相手:デウソン神戸